英語スクールは乱立し、オンライン講座、教材販売と・・
英会話産業は相変わらずの群雄割拠ですね。
英語発音も徐々にその重要さが認知されてきて、様々なコンテンツサービスが増えています。
もしあなたがこれから英語発音を矯正したいと思っているのなら、
しっかり、間違いのない、自分に合った矯正方法を選びたいですよね!
こちらの記事が、その一助になれば幸いです。
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もくじ
英語発音矯正の為の練習法を比べてみる

新しいことを学ぶには、必ず手段が必要ですが、英語発音を学ぶには、一体どのような手段がよいのでしょうか。
英語発音矯正の専門スクールに通う?
教材を購入して、独学で練習してみる?
それともオンラインで受講してみる?
英語発音の矯正という目的で判断する場合、どのチョイスが望ましい結果を生みやすいのか、みていきましょう。
英語発音矯正の教材を買って、独学で練習してみる

独学の良いところは、自分のペースで勉強や練習ができ、経済的にも一番負担が少ないところですね。
実際、英語文法や語彙の勉強なら、下手なスクールに通ったりするよりも、良質な教材を購入して自主勉強に励んだ方が効率が良さそうです。
しかしながら、こと発音矯正となると、どうなのでしょう?
もし家で一人で勉強しているだけでしたら、
発音記号の読み方を学んだところで、
ご自身が実際に発音されてみた音が合っているか間違っているかは、一体誰が判断してくれるのでしょうか?
結局、発音というのは、文法や語彙の勉強と違い、実際に自分の口や舌や喉を使って音を出す訓練ですから、
正しい音になっているかどうか、判断してくれる人が必要なのです。
というわけで、教材を購入して独学で練習・・は相応しいチョイスではないといえますね。
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オンライン講座を受けてみる

かなり前から、オンライン電話での英会話レッスンが流行り、
海を越えて、海外にいる外国人講師とのオンライン英会話講座がひろまっていきました。
これも自宅にいながら出来るので、夜の遅い時間になっても融通がきいたり、ほぼマンツーマンなので講師とその都度日程を定めたりできる便利さはあります。
また、場所が提供されてないぶん、スクールに通うよりも割安な料金体系であります。
さて、このオンライン講座は、英語発音矯正という視点からは望ましいのでしょうか?
発音の矯正には、それを判断してくれる人が、あなたの発音を正確に聞き、口の形の動きや、時には舌の動きや位置までチェックする必要があります。
その過程を考えたとき、オンライン電話でのレッスンはどうしてもハンデができてしまいます。
映像つきのビデオ電話でレッスンに臨んだとしても、
カメラに向かって自分の口をアップにして映し、講師にチェックするようにしてもらわないと、正確に動きが伝わりません。
また、オンライン電話はネット状況にも左右されるので、一瞬音声がとんだ、なんてことがしばしば起きると、とても効率が悪く感じてしまいます。
以上を踏まえると、オンライン講座も発音矯正には望ましい練習方法ではないですね。
英語発音矯正の専門スクールに通ってみる

さて、上記2つをふまえますと、
英語の発音矯正には、専門スクールに通うのが望ましいといえます。
スクールでしたら講師と対面し、
講師から正しい発音のインプットを受けられ、また自分の正しくない発音をチェックしてもらえます。
そして対面なので、オンライン電話のように途中で中断されることもないですし、
講師の口の動きや舌の位置などもよく見て、真似をすることができます。
デメリットとしましては、
やはり決められた日の決められた時間に通わなくてはならないのと、
突発的なスケジュールの変更などが起きると、自分で自由に勉強時間を決め直せないところがあります。
それでも、そんなデメリットも、見方を変えればメリットにもなりますね。
通わなくてはならないということは、
「今から発音勉強の矯正の時間だ」と気持ちを切り替えて臨む事が出来ますし、
家でダラダラしたり片手間に教材を見る・・なんて非効率的な時間の使い方をしないですみます。
自分で自由に日時を決定・変更できない不便さはありますが、
それもまた、講師と二人三脚で行うレッスンの一回一回を大切にしよう、という動機にも変えられます。
モチベーションが低下した時にも、講師の存在があればメンタルが落ち込まないで済む・・というメリットもあります。
やはり総合的にみて、英語発音矯正には専門スクール通いが1番お勧めです!
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英語発音矯正のスクールを選ぶ基準は何にするべき?

英語の発音矯正には専門スクール通いが望ましいと分かったところで、
実際にはどのような基準で良いスクールを選べばよいのでしょうか。
筆者も、英語の発音矯正には専門スクールに通い、お蔭でネイティブに負担にならないレベルまで英語発音を矯正することが出来ました。
そんな私がお伝えしたい、スクール選びで基準にしたい項目をご紹介していきます。
General American、またはReceived Pronunciationの発音を教えている
英語とひとくちにいいましても、
実はその発音は多くの方言があるのです。
アメリカ英語とイギリス英語の発音は違うことは知られていますが、
それ以外にも階級による方言や、地域による方言も存在します。
日本語でも、地域によって話されている日本語が若干異なるのは同じですよね。
私たち外国人が発音矯正を行うならば、
やはり知識階級の発音を学んだ方が良いでしょう。
外国人なのですから、人付き合いや仕事でも問題なく受け入れられるようになる為には、やはり教養を感じさせる発音を習得するのが一番ですね。
そうして、自分が習得したいのはアメリカ英語の発音か、イギリス英語の発音かを決めます。
ここで、「そんなの違いも分からないし、正直通じるならどちらでも良い」と思われる方もいると思います。
その場合は、アメリカ英語の発音習得をお勧めいたします。
これはやはり、世界でのプレゼンスが圧倒的にアメリカが強いので、
アメリカ英語がより世界のスタンダードのように捉えられているからです。
アメリカ英語は大まかに分けて、
Eastern American、 Southern American、 General American と発音種類がありますが、
大多数のアメリカ人に用いられているGeneral Americanの発音を採用しているところがお勧めです。
いわゆる、標準語ですね。
日本でも、アナウンサーが喋る日本語が標準語といわれていますが、それと同じような感じです。
同じ流れで、イギリス英語を学ぶのでしたら、Scottish、 Welsh、 イングランド諸方言の種類になるので、
ロンドンの教養階級の人達に話されるReceived Pronunciationを選べば、不便はないでしょう。
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英語発音の上達を簡単には褒めない先生がいる

これは、筆者がスクールに通った経験とも照らし合わせ、とても大事な要素だと感じています。
筆者自身、大手英会話スクールで講師を勤めた経験と、
自身が生徒として様々な発音スクールを比べた経験からいえるのですが、
基本的に語学スクールというのは夢を売る産業なのです。
望むあなたの未来像になれますよ・・!
という希望を見込み客(新規生徒)に与え、
受講という契約にもっていかなくては商売が成り立ちません。
ですので、契約前の無料体験やカウンセリングや説明会の段階では、
見込み客(新規生徒)が不快になるような事は滅多に言わず、モチベーションを高める言葉を発します。
「良い発音ですね。もう少しこちらで練習すれば、ネイティブのようになれますよ」
「今日の無料レッスンだけでも、大分良くなりましたね!ネイティブのように喋れる素質があります!」
・・などと笑顔で言ってもらえれば、
嬉しくなったり、自分の発音は良い方なのかなと思ってしまうかもしれません。
ただ、現実はそんなに甘いものではありません。
アメリカの大学で4年間学び、アメリカ人に囲まれて暮らしていた筆者にとって、
ちょっと一言二言、それらしく発音するコツを教えてもらい楽しくレッスンを受けられるスクールというのは、
趣味程度に良いかもしれませんが、
真剣にネイティブと対等に話せるようになりたいと願う方達にとってはあまりに頼りない場所であると思います。
簡単にべた褒めしてくる講師がいる専門スクールには注意する事をお勧めします。
筆者が通ったスクールの例
筆者が英語発音を矯正した専門スクールのお話をします。
そこでは講師の方との初対面のカウンセリングを受けた時、
筆者の発音レベルを講師側がチェックするために、
スクール側が用意した英語スピーチを筆者は読み上げました。
読み終えたあと、目の前に座って聴いていた講師の方が静かにこう言いました。
「これでは、あなたの周りにいるアメリカ人の方々が気の毒だ。可哀相ですね」
初対面で、新規生徒候補(見込み客)である筆者に、
「そんな下手くそな発音であなたに話しかけられているネイティブ達が気の毒だ」
と言ってくれたのです。
人によっては、落ち込んでやる気を無くしたり、
もしかした「侮辱された!」怒って帰ってしまう人もいるかもしれませんね。
しかし筆者は、
発音がメチャクチャな外国人の英語を聴くことがどれだけネイティブにとって負担であるかを理解していたので、
「ようやく分かってくれる人がいた」、と感謝の気持ちに溢れました。
言うまでもなく、そのスクールで矯正を開始し、劇的に発音が改善されたことは言うまでもありません。
やはり良質なスクールを選びたければ、おだてる為だけに簡単に褒めることはしない、というところを基準にした方が良さそうです。
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英語発音の矯正にはスクール通いがお勧めである理由のまとめ
いかがでしたでしょうか。
発音矯正なら、やはり納得できるスクールに通うというのがお勧めです。
上記に挙げた条件以外に、
マンツーマンが良いなとか、
やっぱりネイティブの先生でなきゃ!
など、こだわるところはあると思います。
矯正してくれる先生との相性はとても重要でしょう。
長い道のりを共に歩んでくれる師との相性ですから、やはり一度は顔を合わせて、お互い納得した上で契約を結ぶのが1番だと思います。
それでは、読んで頂いて有難うございました。
良い師に巡り逢えますように!
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